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ヒメノ&群響の圧倒的なマーラー4番 [群馬交響楽団]

昨日は、群響の第39回東毛定期演奏会に出かけました。

日時:2015年7月19日(日)15:00開演
場所:太田市新田文化会館 エアリスホール
出演:(指揮)グスターボ・ヒメノ (ピアノ)小菅優、(ソプラノ) 小林沙羅
曲目:ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15、マーラー/交響曲 第4番 ト長調

2曲とも圧倒的な名演でした。特に、マーラーは、本当に感動しました。

ヒメノさんの叙情に傾かない硬派な解釈とオケの性能の高さが、マーラー4番の本来の魅力を取り戻したかのような名演でした。特にホルン首席の力量は圧倒的で、会場はホルンのソロが出るたびにため息が出ていました。オケの中のホルンを聴いているというより、ホルンコンチェルトを聴いているような錯覚に陥るほどにピアノの表情が細やかで、僕は、こんなに表情が細やかなホルンの演奏を聴いたのは初めてでした。

しかも、そうした演奏が、浮かないのが群響のレベルの高さ。

他の管楽器もみな魅力でしたね。ホルンソロもそうなのですが、すべての楽器が指揮者の解釈の枠内で表現をしていて、作品に奉仕している感じがとても好感を持てました。

弦楽器も良かったな~。ソロのコンミスはもちろん、チェロパート、コントラバスパートみなかっこよかった。

すべての楽章が、新鮮で、素晴らしかったですが、特に第3楽章には惹かれました。聴いていて涙がでるほどでした。3楽章が終わって、アタッカで始まった第4楽章も、ソロの小林さんがあまりに美しくて(演奏もお姿も)、素晴らしいマーラーを聴いたと心の底から感銘を受けました。

ベートーヴェンも見事だった。まずはドイツのオケのような重厚感ある音がしていたのが、驚きでした。小菅さんは、とにかくブラボーですね。生き生きとした第3楽章楽しかった!!
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コメント 4

バルビ

 心から堪能した公演でした。小菅さんの表現の自由自在さには、舌を巻きました。素晴らしい。マーラー4番は、アンサンブルも素晴らしく、美しい交響曲演奏となりました。太田公演には行く予定はなかったのですが、高崎定期が素晴らしかったので、急遽、行ってきました。こちらは、響きが出て、さらにマーラーなどは美しく仕上がっていたように思いました。
 ホルン奏者、本当に素晴らしいですね。沼尻さんがシェフをしていた頃のこと。ある定期での沼尻さんのトークで、「凄いホルン奏者が入りました。どこかのオケに引っこ抜かれるかもしれないので、注意しないと……。」なんてことを言っていましたよ。
by バルビ (2015-07-20 16:45) 

Forte

>沼尻さんのトークで
そうでしたね。確かに素晴らしい才能と思います。

高崎の公演は、あまりよくなかったという人もいて、意外に賛否がありますね。
僕は、久しぶりにマーラーをきちんと聴いたので、余計に感動してしまいました。
by Forte (2015-07-31 16:19) 

長井さん

今日聞きに行きます

by 長井さん (2015-09-16 07:36) 

Forte

こんにちは長井さん! 今日というのは、新人ですか~?
by Forte (2015-09-16 07:44) 

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