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今年のクラコン地区本選(ヴァイオリン部門)の結果! [コンクール]

芸術の秋が今年も到来しましたね。

我が家は、今年も娘、息子共に大小のコンクールにエントリーしていますが、今回は息子が出場したコンクールに関して中間報告します。

夏のまっさかりの8月、今年から新たに開催された日本学生ヴァイオリンコンクールに息子が出場しました。このコンクール、予選はDVDによる無料審査で始まるのが大きな特徴です。その結果選抜され、Finalと呼ばれる本選で最終の審査が行われます。

息子は、DVD審査の結果、Finalに推薦され、千葉の文化センターまで出かけていきました。
DVD審査では、バッハの無伴奏パルティータ第3番のプレリュードほかを演奏しました。

Finalで演奏したのは、サンサーンスの序奏とロンド・カプリチオーソです。この作品、内容は軽いのですが、サラサーテのために書かれたこともあって、ヴァイオリンの技巧を前面に打ち出した難曲です。

演奏は、とても良かった。ややゆっくり目の基本テンポの中で、リズミカルに、そして、妖艶に歌う箇所もあって、なかなかよく考えられた演奏と感心しました。一部、音程が不安定な箇所があったのが残念でしたが。
結果はFinalに進んだ16名中6位までには入賞できず、「入選」となりました。まだまだ1年生ですし、演奏自体が良く、今後につながるいい滑り出しかなと思いました。

次は、先日行われた、日本クラシック音楽コンクールの地区本選です。息子は、中学2年生の時に全国大会に出場していますが、昨年は、作品の仕上げが間に合わず、地区本選で悔しい思いをしました。
今回は、演奏の質を高め2年ぶりの全国大会出場を目指していました。

結果は、優秀賞を受賞し、まずは目標をクリアして全国大会へ進めることになりました。

演奏は、千葉では感じられたラプソディックな魅力はやや後退しましたが、逆に千葉での演奏であまりうまくいかなかった箇所の音程を克服して、コンクール的には評価が落ちにくい安全運転の演奏だったと思います。
ただ、他の出演者が、シベリウスやチャイコフスキーなどの深みのある難曲に果敢にチャレンジしていましたので、この演奏水準では、ちょっと全国大会は難しいかなと思っていました。ですから、「通過」と発表された時は、正直、驚きましたね。

全国大会は12月10日、かつしかシンフォニーヒルズで開催されます。

曲は、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲第1楽章を取り上げます。
メンデルスゾーンは、どちらかと言えば、均整がとれた古典的な作品を書いた作曲家とも言われますが、ドイツに生まれたユダヤ人作曲家として、深い内面とロマン的な特徴を持った作曲家と考えています。 そこらあたりのバランスが音楽的には難しいところです。

あと2か月で、どこまで作品の技術的な面を克服して、こうした特徴を踏まえた表現を深められるかちょっと楽しみです。

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今年も日本クラシック音楽コンクール全国大会へ! [コンクール]

秋になると我が家は、子供たちのコンクールで大忙しになります。

今年も、フルートの娘とヴァイオリンの息子が日本クラシック音楽コンクール(通称、クラコン)を中心にいくつかのコンクールにエントリーしています。

クラコンは、全国各地で予選が行われ、1万人以上が出場している大きなコンクールです。

順位が審査員の得点の平均点で決まるコンクールです。4、5名の審査員が90点満点で得点を付けて、上下カットの平均点で、地区予選で70点以上なら通過、地区本選は80点で通過、全国大会は90点満点なら1位、89点なら2位、88点なら3位、87点なら4位、86点なら5位という審査基準です。

全国大会で、審査員全員から高得点、特に90点満点をもらうのは至難の業ですから、他のコンクールと比較しても、なかなか難しいコンクールと言えると思います。

知名度は高くないのですが、日本音楽コンクールや学生音楽コンクールなどのメジャーなコンクールで上位になっている人の多くがこのクラコンでも上位入賞していることから、実は、侮れないコンクールです。

東京G大に進んだ娘は、来年から、他の大きなコンクールを受ける準備を進めていますが、今年は、長年お世話になってきたこのクラコンのみのエントリーです。

高校2年生のときに会心の演奏であったにもかかわらず、5位入賞にとどまったのが悔しくて、今回はさらに上位を狙っています。

音楽の専門家を目指してきた娘にとっては、コンクールも勉強の場として最大限活用してきました。
このクラコンの「自由曲制」という特徴を生かして、これまでもずっと地区予選、地区本選、そして全国大会の3回とも異なる作品を演奏してきましたが、今年も同様です。

地区予選は、無伴奏で、武満徹の「巡り」、地区本選は、近代イタリアの作曲家カゼッラによる難曲「シシリエンヌとブルレスケ」を演奏しました。そして、出場が決まった12月4日に開催される全国大会では、近代フランスの作曲家ヴィドールの組曲から第3楽章、第4楽章を演奏します。

実は、埼玉で行われた地区本選では、ひあせをかきました。

4名の審査員の採点が、89、88、77、73点だったのです。
上下カットで平均は82点。かろうじて全国大会出場を決めることができましたが、4名の審査員のうち2名は、全国大会への出場をするレベルではないという判断をしたことになります。
特に73点という点数は、本選出場者の中でも最低点でした。

カゼッラの難曲をノーミスで演奏しましたし、表現の大きさも音色の美しさも群を抜いていましたので、本当に??という結果でしたね。

まあ、コンクールらしくない劇的で生き生きとした演奏で、出場者中最高点の89点や88点を付けてくれた審査員もいたのですが、73点を付けた審査員からは、後半のブルレスケはテンポが速すぎたのでは書かれましたが、好き嫌いが分かれる演奏だったのかなと思いました。

昨年の学生音コンの本選でも、専門家や審査員を含む、多くの方から、1位とか、入賞できると言われていたにも関わらず入選どまりで悔しい思いをしたのを思い出しました。コンクールは難しいですし、勉強になりますね。

全国で演奏するヴィドールは美しい音色で表現豊かな演奏をしてくれると期待しています。

また、ヴァイオリンの息子ですが、地区本選までは進んだのですが、今年は、本選で敗退してしまいました。

サンサーンスのヴァイオリン協奏曲第3番の第1楽章で、レベルの高い埼玉での出場になりましたが、吹奏楽部の練習がずっと続いていて、練習量が少ない状況での本番だったこともあって、緊張の中で難しい音程の課題を克服できなかったですね。

もう一つのコンクールでも本選出場を決めましたので、こちらで何とか挽回してほしいです。








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学生音コン東京大会フルート部門の報告 [コンクール]

もうだいぶ前の話になってしまいましたが、10月18日に学生音コン東京大会の本選が開催され、全員の演奏を聴いてきました。

結果は、娘は、3位までに入賞できず、入選に終わりました。

負け惜しみなので、本当はあまり書きたくなかったのですが、事前にご案内していましたので、報告させていただきます。

結果だけ見ると、演奏がうまくいかなかったのかな?とか、他にうまい人がいたんだね!と思われるかもしれませんが、実はそういう感じではありませんでした。

音色については、会場にフルートの音色をきれいに響き渡らせることができていましたし、技術的にも安定していました。

会場で聴いていた複数の専門家から、「入賞するだろう」との感想を聞いていたので、入賞から漏れるなんて想像もしていませんでした。

発表を見たときは、本当にがっかりしましたよ。かつて経験したことのない失望を感じましたね…。

長いフレーズ感を前面に出し、表現も大柄なモーツァルトとなっていて、他の出演者の方々と比較しても、抜群に生き生きとした演奏に感じたのですが、やはりモーツァルト難しいです…。

実は、学生音コンの直前に行われた日本クラシック音楽コンクールの埼玉地区本選でも、ある審査員から満点(90点)をいただいたのに、ある審査員からは、本選通過点(80点)を下回る78点を付けられたのです。

これには驚きましたが、今回の学生音コンでも、結果を見ると特定の審査員に嫌われたのかなと思いましたね。コンクールで勝つのは難しいです…

そんなことで日が経っても審査結果にモヤモヤしていましたが、先日、ある先生から、 「予選の演奏が本当に良かったので残念だね。もっとも、本選の演奏も悪くなかったのだけどな、惜しかったな。」とお話いただき、少し溜飲を下げることができました。

娘とは、この先生の評価で今回の結果を納得しようと話していたのですが、これで娘も完全に自信を取り戻し、受験モードに切り替わりましたよ! 親としても安心しました。

12月に開催される日本クラシック音楽コンクールの全国大会への出場が決まっていますので、こちらの準備にも追われています。クラコンの全国大会には学生音コンで戦った人たちも参加していますので楽しみです。

もっとも、師匠からは、大事なのは受験なので、コンクールの結果にはこだわらないようにと釘を刺されていますけどね(笑)。

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我が家のクラコン地区本選が終了、姉弟ダブルで全国へ! [コンクール]

9月20日に開催された全日本学生音楽コンクールの東京大会予選に娘が出場以来、9月、10月は我が家は二人の子供がそれぞれ2つずつのコンクールにエントリーしていたので、大変なことになっています。

娘は学生音コンとクラコン、息子はクラコンと管弦打楽器ソロコンです。

息子のピアノの先生でもある、優れたピアニストの方に毎年伴奏をお願いしているのですが、今年は、モーツァルト、ラロのコンチェルトと全く毛色の異なる作品をお願いしており、しかも、それぞれのコンクールの予選、本選と日程が入り組んでいるため、ピアニストの先生にものすごく負担をかけています。スミマセンm(__)m

そんなことも踏まえて、重複しているクラコン本選については、娘は、先週行われた埼玉地区本選に出場し、息子は本日行われた群馬地区本選に出場したのです。

さて、埼玉地区フルート部門の本選では、高校生の部に6名がエントリーする中、モーツァルトの同曲を演奏した方が3名いましたよ。皆さん、学生音コンの予習だったのでしょうね。

娘は、文句の付けようのない完成されたモーツァルトを披露してくれ、一人の審査員から90点満点をいただき、無事、本選を通過し、クラコンでは全国大会への出場を決めてくれました。

今日は、日本クラシック音楽コンクール群馬地区のヴァイオリン部門本選に、息子が出場しました。

8月に行われた予選では、音程ミスが目立ち、本人も納得のいかない結果だったと思いますが、今回は、テンションが非常に高く、また、ハバネラのリズムのところでは、色気があるな~と感心するような歌いまわしで演奏していました。

音程については致命傷もなく、完成度も十分だったように感じました。

結果、息子も1名の審査員から最高点の90点をいただけました。上下カットの結果、平均85点をゲットして、見事、全国大会への出場を決めることができました。この結果には、本人も大変満足していると思います。

今回は、本人もだいぶプレッシャーを感じていたようですが、地道に練習を積んだ結果が出たと思い、本当によく頑張ったなとほめてあげたいです。

ヴァイオリン部門の全国大会は、12月17日にかつしかシンフォニーヒルズで開催されます。あと2か月あるので、演奏の精度を上げてきたいと思います。

まあ、その前、10月18日に学生音コンの本選があるので、今度は、気分はモーツァルトに逆戻りですが…

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難関の学生音コンで予選通過!(フルート部門) [コンクール]

昨日、毎日新聞社の主催、NHK後援の全日本学生音楽コンクール東京大会、いわゆる学生音コンのフルート部門の予選が東京千駄ヶ谷の津田ホールで開催されました。

52名の出場者が、ケーラーのミディアムエチュードから10番、そして、カステレードの12のエチュードから1番を演奏しました。

娘は、34番目に演奏しましたが、見事、今年は本選に進むことができました。昨年の悔しい借りを返してくれました。
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ケーラーは、暗いイ短調の響きとアダージョのテンポの中で、音が細かく綾を織りなし、そして、最後のクライマックスで長調に転調するという、まさにオペラのアリアそのもののような作りのエチュードです。

暗い音調のケーラーに対して、カステレードは、変拍子による軽快なテンポの中で、音の遊びを繰り広げるような短い作品です。

僕は20名くらい聴きましたが、やはり、2曲を通じて、安定した技術で、丁寧な解釈で演奏していた人が通った感じです。

本選は、10月18日に赤坂のサントリーホールで行われます。
今度の課題曲は、モーツァルトのフルート協奏曲第2番から第1楽章です。

幸いなことに、この後、学校主催の校外演奏会とクラコンの地区本選がありますので、これらをいい意味でリハーサルとして、学生音コンの本選にぜひ臨んでほしいです。
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祝・日本クラシック音楽コンクール全国大会フルート部門5位入賞! [コンクール]

今日は、娘が出場する日本クラシック音楽コンクール全国大会がかつしかシンフォニーヒルズのアイリスホールで開催され、週末出勤の振替休日を取って、僕も行ってきました!

昨年は、全国大会に出演できただけで満足してしまい、入賞できなかったことにもあまり悔しさはなかったのですが、今回は、娘は本気モードで練習を積んでおり、師匠の手厚い指導の下、完成度も高くなっていたので、入賞の期待を持って本番当日を迎えました。

着いてすぐに中学生の部のコンクールを聴いたのですが、ホールの素晴らしい響きに嬉しくなりましたね。

さて、高校の部が進み、娘の出番となりましたが、舞台上に出てきた娘がこれまでになく堂々としていてまずは安心しました。場数を踏んできた成果ですね。

曲の冒頭のフルートの登場部分をまずは無難にこなし、それから最後まで落ち着いて表現を丁寧に演奏することができました。

僕は今回の37名の出場者のうち、娘の前後の10名ほどの演奏を聴いたのですが、音色の豊穣さとフレージングの自然さは娘の特長だな〜と改めて認識しました。

特に第2主題やロンド形式のCの新メロディの部分などは、本当に美しいソノリテで、音程の良さと歌の自然さが耳の良さをはっきりと表していたと思いました。

一方、低音の力強さや音楽の強靭さにやや欠けるのが今後の課題でしょうね。

他の参加者も、さすが地区予選、地区本選を抜けてきただけあって、レベルは大変に高く、選曲もイサンユンのエチュードやベームのグランドポロネーズ、タファネルのミニオン、魔弾、イベールのコンチェルトなど難曲を取り上げていて、ほとんどの人がミスなく吹いていたことには驚かされました。

そんなこともあって、順位はどうなるかなとは思いましたが、娘の演奏はとてもきれいで全体的に減点箇所が見当たらなかったこともあって、今回は入賞を確信しました。

表彰式が始まり1位から順次発表が行われましたが、1位、2位は該当なし、3位、4位は別の方が受賞したので、ちょっとガッカリしていたところ、なんと、入賞最後の5位で娘が呼ばれました!

娘は3位以内に入れなかったことを残念がっていましたが、全国大会で、しかも2年生で5位に入賞できたことは本当にスゴイことです。

今年の最後をうまく飾れたので、本当によかったです。これからは、学校の後期試験に向けてカルクエラートというドイツ近代の作曲家によるアパッショナートソナタという無伴奏作品に取りかかります。

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工藤重典フルートマスタークラス受講 [コンクール]

もう、先週の事ですが、東京の某音楽大学で行われた工藤重典フルートマスタークラスを娘が受講し、僕も一緒に行って、聴講してきました。

工藤さんは日本を代表するフルーティストとして、現在、フランスのパリエコールノルマル音楽院の教授のほか、水戸室内管弦楽団の首席奏者としても活動しています。

僕も高校生のころからファンで、群響の定期演奏会でも、モーツァルトの1番やイベールのコンチェルトなどを聴きました。工藤さんが講師をしていたNHKの番組も見てましたし、CDも持っています。特に、ギターの福田さんと録音した、ピアソラのタンゴの歴史は、僕の愛聴版の一つです。

さて、娘は、7名の受講者の一人として選ばれ、受講することができました。

7名のうち、4名はモーツァルトの2番の第1楽章を選択していました。これは、工藤さんが教授を務める国内の大学の受験曲なので、当然のことでしょう。

娘は、もちろん、19日のコンクールで演奏するライネッケの3楽章を選びました。

レッスンでは以下のようなことを指摘されました。

①この曲は、表情豊かなことを求められる。後期ロマン派の素晴らしい音楽。フルートはチェロや弦楽器のような表情をつけにくいが、一生懸命やる必要がある。今、聴いていて、表情づけをやっているところが多いが、必ずしもうまくいってないところが多い。

②クレッシェンドの初めが強すぎる。さらに強くしようとしているところがある。気持ちはいっているが、いかんせん最初が強すぎる。フルートという楽器は、最高域はよく聞こえるが、中低音は難しい。特にピアノやオーケストラが入ると低音を聴かせるのが難しい。フルートはリード楽器と違って、高音は聞こえるが中低音が難しい。聞こえづらいということもあって、一生懸命吹くが、フルートだけを聴いていると棒吹きになる。吹きっぱなしだと、表情をつけないとまずいと思う。覚えておいてほしいのは、クレッシェンドが出てきたら、どんな記号であろうと一度、音量を落とすのが基本だということ。逆にディミヌエンドが出てきたらちょっと大きく始める。これがやり方の基本。大事なクレッシェンドだなと思ったら、必ず音を落とすのを忘れない。

③表現を豊かにする。フルートは高音は音が豊かにでるが、ショスタコーヴィチやプロコフィエフのソナタなどとは違って、上の音が出るから音楽的かというとそうでもない。下がでないとバランス的におかしい。

④速い楽章ではあるけど、伸ばしている音をどのように扱うかが問題。生き生きとした音楽的な潤いが必要。クレッシェンドかデクレッシェンドか、同じ音量か?あらかじめ自分で決めておくことが重要。最初の伸ばしをどうするか。何もしなければ、息が減るので、自然にデクレッシェンドしてしまう。投げやりになってしまう。伸ばす音の処理の仕方を研究するように。大体は、維持するためにクレッシェンドの意識が必要。必ず息は減衰する。弦楽器も同じ。ダウンボウではデクレッシェンドするし、アップボウでは、クレッシェンドする。弦楽器は、正しいアップダウンを付けることで音楽的になる。しかし、フルートは、わからないまま吹くと音楽的にはならない。そこを意識するだけで、相当に良くなると思う。

⑤一般的にフルートが上手いというのはいいことだが、むしろ音楽的に聞こえているかいうことの方が大事。この音楽が要求していることに合わせなくてはいけない。自分の趣味や感覚で処理してはいけない。

細かいところの指導内容は割愛しますが、その後も本当に丁寧に指導をいただき、聴いていた僕も大変勉強になりました。

音楽性はもちろんですが、先生のあたたかい人間性が素晴らしくて、娘も感激していました。
僕も、この先生になら子供を預けてもいいな~!と思ってしまいました。


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日本管弦打楽器ソロコンテスト予選通過 [コンクール]

久しぶりに記事をアップします。

今日は、川越市の東邦音楽大学で日本管弦打楽器ソロコンテストの予選が開催され、息子が中学生弦楽器の部に出場しました。

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息子にとっては、昨年のクラコン以来のコンクールでした。

息子は、かつて全国大会で金賞をとったこともある名門中学校の吹奏楽部に入部以来、ヴァイオリンの練習時間がほとんどとれなくなっていました。

そんな状況に危機感を持ったことから、モチベーションをキープしながら、毎日の練習を継続していくために息子と相談して、このコンクールにエントリーしました。今では、毎朝1時間練習をしてから学校にいくようになりました。

このコンクール、吹奏楽中心のコンクールなので、弦楽器の部といっても、9名の出場者のうち、ヴァイオリンが4名と多いのは普通ですが、残りの5名はチェロでも、ヴィオラでもなく、コントラバスという特殊な構成なのです。

したがって、審査員も予選ではヴァイオリン、指揮の専門家に加えてコントラバスの専門家が入っているのが特徴です。

審査は一緒に行われますが、正直、長い年数をかけて勉強してきているヴァイオリンと入部後1年程度しか経っていないコントラバスの出場者を同列で審査することはナンセンスでしょう。

結局、本選には、うちの息子を含めてヴァイオリン3名、コントラバスは2名が通りましたが、落選してしまったヴァイオリンの出場者の方が、合格したコントラバスの出場者よりも劣ったということはもちろんないのは言うまでもありません。

複数の楽器をまとめて審査することの難しさですね。

さて、息子は、バロック時代のヴィターリが作曲し、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲に助言をしたダヴィットというヴァイオリニストが編曲したシャコンヌg-mollを演奏しました。

この作品、ヴァイオリン学習者であればよくご存じの作品で、モーツァルトの協奏曲やブルッフの協奏曲に入る前に取り上げられるようです。

一種の変奏曲なのですが、やはりバロックの作品を超越した極めて大柄でロマンティックな作品です。重音も多用されており、跳躍もロマン的なものとなっています。

こんな曲です↓


息子にとってもこれまでになく難曲で、重音や跳躍の音程を取るのが大変だったようです。

ただ、今日の演奏では、いつになく丁寧で音程が安定していました。勢いや迫力には欠けましたが、いわばコンクール向きの演奏でしたね。特に音色については大変きれいで、出場者の中では、抜きん出ていたと感じましたよ。

審査員の講評でも音色やフレージングが評価されていました。

「艶のある甘い音色魅力的です。」
「フレーズの捉え方、息づかいの感じられる音楽性素晴らしい」
「音楽の流れが自然でとても美しかったです」等々

一方、細かい音程についてはやはり全員の審査員から課題を指摘されました。ここは本選に向けての改善点です。

合格した5名の中では、ブルッフの協奏曲の第3楽章を演奏した2年生の演奏は聞き応えがありました。迫力もありましたし、この子が1番だったですね。

本選は12月25日です。それまでに、細かい音程や表現を見直してなんとか良い成績を残せれば最高です。


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日本クラシック音楽コンクール地区本選通過!! [コンクール]

今日は、日本クラシック音楽コンクールの地区本選がありました。

今年は娘だけが出場しましたが、音楽高校生同士による、なかなか厳しい戦いの中、見事、優秀賞をいただき、合わせて全国大会出場の推薦をいただきました。2年連続です!!

演奏曲目は、近代フランスの作曲家ゴーベールの夜想曲とアレグロスケルツァンドです。

有名な日課練習課題の作曲家としてフルーティストなら誰でも知っているこの作曲家のこの作品、前半は、低音の音色を歌心たっぷりと響かせなくてはならず、後半は、快速なテンポの中で、目も眩むようなテクニックを披露しなければならない難曲です。

しかも、昨年の本選で吹いたシャミナーデのコンチェルティーノや、全国大会で吹いたディティユーのソナチナなどに比べると、作品自体がコンパクトにしかもシンプルに書かれているので、コンクール的にはむしろアピールする部分が少なく難しい!

今回は、先週の土曜日に学校主催の校外演奏会があって、そこでもゴーベールを演奏していたので、そこでの反省を生かして、特に後半の部分の丁寧さを追及して練習していましたが、本番では見事にノーミスで、しかも、会場に響き渡る朗々とした音色で演奏することができました。

8月に受けた学生音コンでは、課題曲2曲目のフェルステナウのクライマックスで止まってしまうという、まさかのミスで落選してしまったことあって、今日は、正直、胃が痛くなるような気がして聴いていましたが、本人は、強烈なプレッシャーと響かないホールの中で、よくがんばったと思いました。

全国大会は12月19日葛飾シンフォニーヒルズです。

今年は、予選、本選と曲を変えてきましたが、全国大会でも新しい作品に取り組みます。

ドイツロマン派の作曲家ライネッケのフルート協奏曲です。

シューマンにも似たこの作曲家の名作です。うちの娘の温かい音色にはとてもあっていると思います。娘はこれまでフランスの作品ばかり取り上げていたのですが、個人的に好きなドイツロマン派の作品なので、とても楽しみです!
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日本クラシック音楽コンクールはじまる! [コンクール]

昨日は、娘が出場する日本クラシック音楽コンクールの地区予選でした。

娘は、昨年、全国大会で入選しましたので、地区予選は免除だったのですが、23日に開催される全日本学生音楽コンクール東京大会予選に向けて、「リハーサル」的な意味合いとして、こちらのコンクールも地区予選からエントリーしました。

演奏曲目は、もちろん、学生音コンの課題曲、バッハのパルティータからサラバンドとフェルステナウの音の花束から11番です。

2曲とも難曲ですよ。音色と表情、そして、深い音楽的な理解を求められるバッハと、テクニック的に難しいフェルステナウの音の花束の両作品をきちんと吹ききるのは、なかなか難しいことではないかと思います。

学生音コンでは65名のエントリーですが、どれだけの人が両曲を「きちんと」吹ききるのでしょうかね。

昨日ですが、高校生の部は2名がエントリーしていましたが、もう一人の方もフェルステナウでしたね。娘に聞いたところ、その子も学生音コンにエントリーしているとのことで、東京のさる「有名音楽高校」の3年生でした。

さて、娘の出来ですが、「とても良かった」と思います。昨年に比べると、音量、表現の幅、音色、技術的な安定感すべてが1年間の練習の成果があったと思いました。技術的に難しいフェルステナウも表記(四分音符=104 相当に早い!)に近いテンポでほとんどミスなく全曲を吹ききりましたし、バッハはなかなか深みのある音色と表情で演奏できたと思いました。

結果はもちろん合格でしたが、得点は一人が80点台、二人が70点台と予想外に低い評価でした。講評を読むと、各審査員が良い点も悪い点もよく書いてくださっていたので、学生音コンでは修正して、予選通過を目指してほしいと思いました。(昨年は68名エントリーで16名が本選通過)

ちなみに本選では、ゴーベールの「夜想曲とアレグロスケルツァンド」を取り上げます。素晴らしく美しいメロディと流麗なテクニックが求められるフランス近代の名作です。ちなみにこんな作品です↓






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