オイティンのモーツァルト/レクイエム [CD・DVD]
以前、オイティン合唱団のロッシーニのミサ曲を紹介しましたが、先日、ドイツ・オイティンのオストファザーから昨年11月にオイティンのミヒャエル教会で上演された演奏会のライブCDが送られてきましたので、昨日、楽しみに聴きました。
やはり、素晴らしいです。新聞報道の写真を見ていただければお分かりのように、オケも少人数ですし、合唱も40名程度であると思います。したがって、大オーケストラでの演奏とは根本的に演奏のスタイルも異なると思います。群響が昨年、演奏した際は、合唱数は300名を超えていましたからね~、オケも60名以上いたと思いますから、演奏者の数からいったらすごい差ですよね。
でも、演奏の質は非常に高いものです。群響の演奏などと比べると、作品の素晴らしさの表出度は比べ物になりませんでしたね。こんなに素敵な転調があるのだな~とか、モーツァルトって、やはりすごい天才!!と驚きながら演奏を聴きました。オケの音色は、硬質そのもの。北ドイツのオケらしい端正なアーティキュレーションの上に、硬質でバシッと打ち込んでいくトランペットとティンパニ。そして、ほの暗く、悪魔的な雰囲気さえ漂わせるバセットホルンとトロンボーン。そこに淡々と歌が一体化します。
CDでよく聴く演奏は、オペラのように劇的に独唱が歌ったり、合唱とオケが分離しているような演奏が多いような気がしますが、このオイティンでの上演は、ドイツの中小教会でいかに素晴らしく親密な雰囲気でこの作品が演奏されているのかがよくわかります。教会の響きが豊かなこともあってか、各パートの音色が混じり、本当に神々しい雰囲気が感じられます。
お礼に、僕らが演奏した、シューベルトのミサ曲とモーツァルトの40番のDVDをお送りするつもりです!どんな感想をもってくれるかな~!
久々の更新ですね。かなり忙しいのでしょうか?
これはなかなか興味深いCDですね。ロッシーニやメンデルスゾーンにも興味ありますが、曲をよく知っているモーツァルト、是非とも聴いてみたいです。今度お邪魔する時に聴かせてください。
by オデュッセウス (2007-09-30 20:54)
>かなり忙しいのでしょうか?
忙しいのと、「喪中」ということで自粛していた面もあります。
今は、時間があれば、バスを弾いています。このところは、本当に時間の使い方が難しいです。
>モーツァルト、是非とも聴いてみたいです。
ぜひ、聴いてみてくださいよ。僕には、カラヤンやバーンスタインなどの大家による壮大な演奏などよりも、ずっと作品のすごさが感じられる気がします。今後、こうした地元の教会での演奏やオペラに触れることができたら最高ですね。
by Forte (2007-09-30 21:14)