ハンブルクフィルのブルックナー3番 [CD・DVD]
仲間のオデュッセウスが推薦していた、ハンブルクフィルをシモーネ・ヤングが振ったブルックナーの3番を購入して聴いてみました。
ハンブルクフィルは、ナマで聴いたときにも思いましたが、響きの重心があまり低くないですし、音色も柔らかめなので、僕の印象としてはあまり「ドイツ的」とは感じませんでしたが、素晴らしく美しく響きますので、実に好印象でした。弦楽器群なんて、シルクのようですよ。
1873年版については、インパルがフランクフルト放送響を振った演奏で親しんでいますが、解釈が異なるせいか、だいぶ印象が違いますね。ヤングの演奏は、実に整理が行き届いていて分かりやすい。洗練されていて美しい。対して、インパル盤は、混沌としているような気がします。原始的というか、原色というか、そうしたパワーはインパルの方が勝っているように思いました。
僕にとっての1873年版の最大の聴き所は、第2楽章の後半、弦楽器群の伴奏形にのってトロンボーンが雄大なメロディーを朗々と歌う箇所です。まさに、タンホイザー序曲の最大のクライマックスを彷彿とさせるあの箇所です。
この箇所、もちろんハンブルクフィルも最高のクライマックスを築いています。
こうした部分でも、決して威圧的にならず、本当に美しい! そうした意味では、この演奏、ブルックナー好きはもちろんのこと、ブルックナーを苦手とする人にも支持されるのではないでしょうか。
ハンブルクフィルは、ナマで聴いたときにも思いましたが、響きの重心があまり低くないですし、音色も柔らかめなので、僕の印象としてはあまり「ドイツ的」とは感じませんでしたが、素晴らしく美しく響きますので、実に好印象でした。弦楽器群なんて、シルクのようですよ。
1873年版については、インパルがフランクフルト放送響を振った演奏で親しんでいますが、解釈が異なるせいか、だいぶ印象が違いますね。ヤングの演奏は、実に整理が行き届いていて分かりやすい。洗練されていて美しい。対して、インパル盤は、混沌としているような気がします。原始的というか、原色というか、そうしたパワーはインパルの方が勝っているように思いました。
僕にとっての1873年版の最大の聴き所は、第2楽章の後半、弦楽器群の伴奏形にのってトロンボーンが雄大なメロディーを朗々と歌う箇所です。まさに、タンホイザー序曲の最大のクライマックスを彷彿とさせるあの箇所です。
この箇所、もちろんハンブルクフィルも最高のクライマックスを築いています。
こうした部分でも、決して威圧的にならず、本当に美しい! そうした意味では、この演奏、ブルックナー好きはもちろんのこと、ブルックナーを苦手とする人にも支持されるのではないでしょうか。
ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(1873年初稿版)
- アーティスト: ヤング(シモーネ),ブルックナー,ノーヴァク,ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2007/10/24
- メディア: CD
このコンビ、イメージはよくなかったのですが、なかなかよさそうですよね。CDの続編はブルックナー:Sym.8、ブラームス全集、そして現在新制作中の『リング』!!注目のコンビだと思います。
by オデュッセウス (2008-07-20 11:16)
リングは特に楽しみですね~。ハンブルク行ってナマで見てきたいな。
by ディオニソス (2008-07-20 11:34)