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ウィーン放送交響楽団の運命&ブラ1 [演奏会]

昨日は、群響の本拠地で行われた、ウィーン放送交響楽団の演奏会に行ってきました。

このオーケストラ、ウィーンフィル、ウィーン交響楽団という世界的に有名な2大オケに続くウィーンのオケで、以前は、オーストリア放送響と呼ばれていたオケです。僕は、バーンスタインが自らのオペラ、「クワイエット・プレイス」を初演したCDを保有しています。

さて、曲目は、やはり来日公演らしい、名曲プロ、オベロン序曲に運命、ブラ1という重いもの。指揮は、モスクワ放送響や群響との演奏でも親しんでいたドミトリー・キタエンコ。期待して息子と出かけました。

演奏が、始まると、まず、オケの音色感のよさが伝わってきました。音は、いかにもドイツ・オーストリア系という感じで、ややこじんまりしていますが、管楽器、弦楽器ともによく音がまとまっていて、好感が持てる演奏でした。

運命では、あまり緊張感がなく始まって、大丈夫かな?と心配しましたが、プレーヤーが音楽に没入始めると次第に音楽が息づいてきましたね。フィナーレなどは、立体的な響きが味わえ、さすがと思わせてくれました。それにしても、久しぶりにコンサートで聴いた運命、やはり素晴らしい作品ですね。特にチェロバスの音色がまろやかかつ、重厚なので大変聴き応えがありました。

ブラ1は、キタエンコの解釈が実にロマンティックであることもあって、やや重厚さや迫力に欠けましたが、それでも、各奏者に端正な中にも歌心があって、最後には納得させられてしまいました。

こうしたオケ大好きです。今度、ドイツの中堅オケも聴いてみたいです。ただ、チケットの値段が高いこともあって、会場がガラガラだったことが残念でした。
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バルビ

こんにちは。

ウィーン放送響は、行く予定にしていたのですが、野暮用が入ってしまい、残念ながら行くことができませんでした。

東京に年中いければ別ですが、群馬県にいて本場のオーケストラを聴くことのできるチャンスは1年に1回あるかなしかというところですから、もったいないことでした。

キタエンコさんは、群響にも客演したことがあるんですか。私は知りませんでした。先週のN響アワーで、ちょうどキタエンコさんの指揮をちょっと見ました。プロコフィエフの曲でしたか。

来週のトゥルノフスキーさん+群響、演目もあいまって、大変楽しみです。できれば私も東毛と東京公演にも出かけたいです。
by バルビ (2009-03-14 08:56) 

ディオニソス

ウィーン放送響にトゥルノフスキーご家族も見えていましたよ。
前に前橋でサンサーンスを弾いたお孫さんも一緒だったようです。

来週は本当に楽しみですよね。僕も本当は桐生か東京で聴きたいのですが、今回は日程の都合で高崎に行きます!
by ディオニソス (2009-03-14 12:59) 

オデュッセウス

主催者には、チケット代や様々なことをよく考えて計画していただきたいです!!あんなスカスカの会場で、なんだか演奏者に申し訳ないような気持ちになりました。
演奏はまずまずだと思いました。
by オデュッセウス (2009-03-14 16:33) 

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