ワーグナーの妖精を見る!全舞台作品制覇 [ワーグナー]
日曜日にワーグナーの完成された第1作目の歌劇「妖精」(日本初演)を観てきました。
詳細は、HPに書きたいと思いますが、よかったですよ~!素晴らしかったです。
僕にとっては、これでワーグナーの舞台作品をすべてライブで観たことになります。全作品制覇ですよ!ワグネリアンで全作品を観たことがある人はどれだけいるのですかね。恋愛禁制や妖精はヨーロッパなどでも上演しませんからね。
さて、妖精ですが、僕にとっては、10年ほど前にサントリーホールで若杉弘/東京都交響楽団による演奏会形式による抜粋上演を聴いて以来です。あまりに素晴らしい音楽に舞台上演を心待ちにしていましたが、東京オペラプロデュースによってその希望がかなえられました。
上演のレベルはそれは高いものでした。音楽的にもアンサンブルは完璧といってよいと思いましたね。4型という小編成によるオケでしたが、闊達でした。後年の響きはもちろんないのですが、オランダ人やタンホイザーを彷彿とする和声やメロディに感動しました。
歌については、主役のアーダが最高でした。声量と表現力、すべてが圧倒的でした。また、演出については、それは素晴らしいものでした。こうした小さな劇団がじっくり作り上げた舞台の素晴らしさはなんともいえないですね。
作品については、ワーグナー版「魔笛」ですね。あまりに荒唐無稽なストーリーは笑ってしまいますが、そこにはタンホイザーやローエングリン、もっと言ってしまえば、トリスタンのストーリーの萌芽を読み取ることができます。
音楽の素晴らしさは圧倒的ですよ。覚えやすいメロディがあまりないという点を除けば、ちょっとしたイタオペなどよりもよく書けていますよ!天才です!!大満足でした!
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