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あたたかくて艶やかなヴィオラの音色 [演奏会]

昨晩は、Aオケの弦トレーナーである加藤大輔さんのソロリサイタルでした。
僕は、演奏会実行委員会のメンバーとして、演奏会に参画しました。

出演 加藤大輔(ヴィオラ)、鈴木慎崇(ピアノ)
曲目 J.Nフンメル:幻想曲ト短調 作品94
J.Sバッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ ト長調 BWV.1027
P.ヒンデミット:ヴィオラソナタ ヘ調 作品11-4
R.シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
J.ブラームス:ヴィオラソナタ 変ホ長調 作品120-2

加藤さんは、洗足学園大学を首席卒業後、群馬交響楽団のヴィオラ奏者として活躍されている新進気鋭の若手奏者です。バロックから、古典派、ロマン派、そして近代に至るドイツ系の作曲家によるヴィオラの醍醐味を味わえる素晴らしいコンサートでした。

すべての作品が素晴らしかったですが、僕は、ヒンデミットに惹かれましたね。元々、ベルリンフィルのヴィオラ奏者であったヒンデミットが若い頃に書いたヴィオラソナタ。ドビュッシーの影響を強く感じさせると同時に、その後のヒンデミットの雰囲気も併せ持つ佳品と思いました。会場で聴いていた、息子も「僕もヒンデミット弾いてみたい!」と言ってましたよ。カミさんもヒンデミットがベスト1との感想でした。

後半に演奏されたシューマン、ブラームスも良かったな~!! 元々ホルン、クラリネットのための作品ですが、ヴィオラの魅力と作品の魅力がこれほどぴったり一致する作品てそうはないと思いました。しっとりしていて、ロマンティック、素敵でした。

さて、演奏は、もちろん素晴らしかったです。壮大なピアノの響きの中から滑り出てくるようなヴィオラの音色。旋律が大波小波のように揺れて、特にロマン派の2曲では、感情の起伏が大きく表現されていました。

なかなか普段聴くことのできないヴィオラのソロ曲、本当に堪能しました。ヴィオラの音色って、チェロのような表現力もあって、ヴァイオリンのような艶も持っていて、本当に魅力的ですね。聴いていて、とても落ち着くし、気持ちがよくなる音ですね。加藤さんの高い技術と素晴らしい歌心が、演奏に大きな魅力を加えていたと思いました。

今年芸術系高校に入学した娘は、「上手すぎる!」とピアニストの演奏に感激していました。僕も、鈴木さんのピアノはオーケストラのようだと思いました。ヒンデミットのフィナーレなど、印象は、ほとんどヴィオラ協奏曲ですね。


普段なかなか演奏会に行けない義母も感激していました。義母は、フンメルとアンコールで弾かれたシューマンのトロイメライが特に良かったと言っていましたよ。

日曜日は、軽井沢の大賀ホールで開催されます。お時間のある方は、いかがですか!!
公演の案内はこちらまで↓
http://www.ohgahall.or.jp/concert/details.php?cid=694&year=11&mon=4&v=1
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