すみだトリフォニーの群響! [群馬交響楽団]
今日は、すみだトリフォニーで行われた、群馬交響楽団の演奏会を聴いてきました。曲、出演者は、土曜日の定期演奏会と同じです。
会場が異なるので、印象がまるで違いますね。群響をこのホールで聴くのは、3度目だと思いますが、これまで、このホールの印象はそれほど良くありません。
もちろん、響きは音楽センターとは比較にならないほど豊潤なのですが、反面、音の強さがなくなって、やや、音が遠い気がします。群馬県内のホールでは、桐生のシルクホールに似た印象があります。
さて、今日の感想ですが、やはりやや物足りない気がしました。きれいなのですが、遠くで演奏されているものを聴いている感が否めませんでした。
特に、音楽センターでは、圧倒されたベルリオーズは、小振りの印象になってしまいました。僕の定期の席はコントラバス隊の目の前で、いつも重戦車のような凄まじい音を聴いているのですが、今日は、S席のど真ん中で、最高のバランスすぎて、僕にとっては、物足りない…。もちろん、演奏自体は爆演だったのですが(笑)
対して、ラヴェルは音楽センターのとき同様名演でしたが、響きが豊かになったことから、さらに濃厚な味わいが増したような気がしました。
第2曲の中條さんのフルートは、今回も冴えていましたね〜! 中嶋さんの美しすぎる、そして妖艶な表現に勝るとも劣らない素晴らしく濃密な音楽づくりでした。
もともとフルーティストだった僕としても、今回の中條さんの演奏は、フルート音楽の究極と思いました。フルートでここまで濃厚な音色をつくれるのかと驚嘆したと言って過言ではないと思います。
センターで圧倒されたベルリオーズは、基本は変わっていないものの、指揮者のミルトンさんの、やや、力づくの表現が気になりました。テンポアップの部分が、オケの気持ちとややズレがあって、音楽的という範疇を越えてしまい、崩壊しかかったシーンもあって、ちょっと残念でした。音楽そのものよりも指揮者自身を感じてしまう部分がままあったということですね。これは僕の感覚ではマイナスなのです
それでも、素晴らしいオケ全体の響きとソリストたちの妙技を楽しませてもらったことは言うまでもありません。オケの皆さんお疲れ様でした!
帰りは、娘と二人でスカイツリーに行って、その後、雷門を通って、上野駅まで歩きました。演奏会の前には、銀座の山野楽器によりましたので、合計12キロあるきました。今、電車の中ですが、バテバテです…
会場が異なるので、印象がまるで違いますね。群響をこのホールで聴くのは、3度目だと思いますが、これまで、このホールの印象はそれほど良くありません。
もちろん、響きは音楽センターとは比較にならないほど豊潤なのですが、反面、音の強さがなくなって、やや、音が遠い気がします。群馬県内のホールでは、桐生のシルクホールに似た印象があります。
さて、今日の感想ですが、やはりやや物足りない気がしました。きれいなのですが、遠くで演奏されているものを聴いている感が否めませんでした。
特に、音楽センターでは、圧倒されたベルリオーズは、小振りの印象になってしまいました。僕の定期の席はコントラバス隊の目の前で、いつも重戦車のような凄まじい音を聴いているのですが、今日は、S席のど真ん中で、最高のバランスすぎて、僕にとっては、物足りない…。もちろん、演奏自体は爆演だったのですが(笑)
対して、ラヴェルは音楽センターのとき同様名演でしたが、響きが豊かになったことから、さらに濃厚な味わいが増したような気がしました。
第2曲の中條さんのフルートは、今回も冴えていましたね〜! 中嶋さんの美しすぎる、そして妖艶な表現に勝るとも劣らない素晴らしく濃密な音楽づくりでした。
もともとフルーティストだった僕としても、今回の中條さんの演奏は、フルート音楽の究極と思いました。フルートでここまで濃厚な音色をつくれるのかと驚嘆したと言って過言ではないと思います。
センターで圧倒されたベルリオーズは、基本は変わっていないものの、指揮者のミルトンさんの、やや、力づくの表現が気になりました。テンポアップの部分が、オケの気持ちとややズレがあって、音楽的という範疇を越えてしまい、崩壊しかかったシーンもあって、ちょっと残念でした。音楽そのものよりも指揮者自身を感じてしまう部分がままあったということですね。これは僕の感覚ではマイナスなのです
それでも、素晴らしいオケ全体の響きとソリストたちの妙技を楽しませてもらったことは言うまでもありません。オケの皆さんお疲れ様でした!
帰りは、娘と二人でスカイツリーに行って、その後、雷門を通って、上野駅まで歩きました。演奏会の前には、銀座の山野楽器によりましたので、合計12キロあるきました。今、電車の中ですが、バテバテです…
佳い公演でしたね。私は2階でしたが、ステージにかなり近い位置でしたので、音がびんびん飛んできました。勿論音楽センターのデッドな響きとはまるで違い、綺麗な響きになっていました。
定期公演を聴いているので、幻想交響曲の場合には、ある程度次にどうなるかという予想ができたことが、もしかすると物足りない原因かもしれませんね。それにしても、やっぱり最後は「かっとばしましたね」
ロビーで、群響の団友の人とお偉いさんのような人が立ち話をしていて、聞こえたところによれば、やっぱりミルトンさんの棒の素晴らしさでした。前半を聴いて、「群響から良質な面をぐいぐい引き出していたのではないか」とのこと。
by バルビ (2012-03-20 23:15)
>2階でしたが、ステージにかなり近い位置でしたので、音がびんびん飛んできました。
やはり、2階が良いのですね。僕は、これまで1階でしか聴いたことがありませんが、団員の奥様からは、2,3階の方が良いと聴いていました。
>幻想交響曲の場合には、ある程度次にどうなるかという予想ができたことが
確かに、そうだと思います。設計はしっかりしているのですが、即興的な良さもあった演奏なので、ワクワク感は少なかったかもしれません。
>ミルトンさんの棒の素晴らしさでした
早めのテンポで、グイグイと進めていくところなど、昔、東京で聴いた、バイエルン国立管を振ったカルロスクライバーを思い出しました。
by Forte (2012-03-21 07:17)