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第370回藝大フィルハーモニア定期演奏会~未完のシンフォニー~を聴く(尾高尚忠&ブルックナー) [演奏会]

今日は、芸大の奏楽堂で、第370回 藝大フィルハーモニア定期演奏会~未完のシンフォニーを聴いてきました。

曲は、尾高尚忠の交響曲、そして、ブルックナーの交響曲第9番。両曲とも作曲家の最後の作品で、未完成に終わった作品です。

指揮は、作曲家の息子の尾高忠明さん、そして、演奏は、、ブルックナーの交響曲のこの作品を日本初演した、芸大フィルです。

尾高さんの指揮で、お父さんの作品を聴くのは、前回の群馬交響楽団の定期で、フルート協奏曲に続いて連続2度目です。

個人的にブルックナーの第9が好きなのに加えて、NHK交響楽団の演奏会の放送で、尾高尚忠さんの交響曲にも大変好印象を持ったので、息子と3人で芸大フィルを聴きにでかけました。

今、終わったところで、詳しくはかけませんが、この数年の演奏会では、最も感動的な演奏会でした。

尾高さんの第2楽章やブルックナーの第1楽章では、作品の素晴らしさに心が激しく震えました。

尾高さんも終了後、オケに感謝すると言ってましたが、本当に精度が高く、しかも、心の底から作品に感動して弾いているオケの素晴らしさには、何度か聴いてきた自分も、正直、驚きました。

残響が2秒以上あるホールでの、豊かなオケの響きの中で聴くブルックナーの醍醐味は、他に代えられないですね。心底嬉しくなりました。

尾高さんの交響曲は、これからよく演奏されることになると確信しました。ブルックナー最高の作品と並べても、その魅力は決して減じませんでしたよ。後期ロマン派的な魅力とフルート協奏曲にも似た、日本的な風情がすごくマッチした名作と思います。

数年前に発見された第2楽章が、交響曲としての体裁を高め、魅力を倍増したのではないでしょうか。いずれ、群響でも聴ける日がくると思います。

http://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/28917.html
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