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バイエルン放送響のブラームス [演奏会]

今日は、職場の何人かの仲間と一緒にバイエルン放送響の演奏会に行ってきました。

場所はサントリーホール、曲はブラームスの2番とチャイコの5番、指揮はヤンソンスです。

やっぱり、このオケは上手いですね。とくに前半で演奏されたブラームスは特上のお酒のような豊熟にして滑らかな美演でした。ヤンソンスの解釈が実に多彩で歌に満ちているので、逆にこちらがチャイコのように聞こえたのがおもしろいと思いました。

管楽器は後半から古参のメンバーに代わりましたが、オーボエを始めとして、前半の方が美しいと思いました。
ただ、このあまりにも美しいブラームス、聴いていて、何故か感動することができませんでした。もしかすると、僕はヤンソンスと相性があまり良くないのかもしれません。

これまでに2度レニングラードフィルを振ったヤンソンスを聴いていますが、あまり好感を持てませんでした。。とくに、同じサントリーで今回と同じチャイコの5番を聴いているので、後半はどうかな?と思ったのですが、あまりにシャープな雰囲気があった20年前とは比較できないほど、豊かな音楽を作り上げていると感心しましたね。

ただ、ブラームスもそうなのですが、音楽を超えた、形而上学的な感動には至らない…。あまりに完璧な演奏なので、無い物ねだりかもしれませんけどね。

今日2つの名作交響曲を続けて聴いたわけですが、当初の想像と異なり、ブラームスにより惹かれました。このバイエルン放送響は明るいメロウな響を持っていますが、やはりドイツのオケ、しっかりした中低音をベースに音を積み重ねていく感じ。チャイコでは、やや華麗さに欠ける気がしました。

演奏するならチャイコがいいですが、聴くのはブラームスがいいです!
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バルビ

ディオニソスさん、こんばんは。

私はヤンソンスの演奏は、これまで、県民会館(だったような)でのベートーヴェンの第7交響曲とシェラザードを聴いているだけです。あのときはレニングラードPOだったか。

今秋のヤンソンス+バイエルンはチケットも購入し、行く予定でしたが行けず、他の人に渡しました。残念でありました。

なるほど、そういう感想でしたか。私は今回はブラームスを期待していたんですがね。


さて、今週末の群響、トゥルノフスキーさんの指揮です。楽しみです。私の知人が神奈川フィルの定期会員なんですが、プロが同じグドンさんのチェロでドヴォルザークのコンチェルト、それにマルティヌーの第4交響曲だったらしいです。マルティヌーのプロも興味深いですね。

それにしても、入りが寂しかったそうです。あちらは、東京に近いし、コンサートがぶつかりますからね。

こちら群響は、今は、東京でかなりの話題のコンサートがあったとしても、かなりの観客動員になるんではないでしょうか。先日も書きましたが、幸せなことですね。
by バルビ (2009-11-18 20:09) 

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