軽薄と思っていたロッシーニの充実に驚く [群馬交響楽団]
昨晩は、ロッシーニの天才に驚きました!
イタリアニオペラをあまり聴かない僕にとっては、ロッシーニは、軽快なオペラの作曲家というイメージと、ロッシーニクレッシェンドというワンパターンの各種序曲を演奏した記憶、そして、ベートーヴェンが嫉妬した相手というイメージくらいしかありませんでした。
そうそう、以前、北ドイツのオイティン(Eutin)という町のお医者さんのお宅にホームステイしたことがあります。別れ際に、そのお医者さんが所属するアマチュア合唱団が演奏したロッシーニの小ミサ曲のCDをいただき、作品の見事さに驚いたことがありました。
今回、群響+群響合唱団のライブで、スターバト・マーテルを聴いて、作品の充実ぶりにさらに驚かされました。
オペラティックな雰囲気もあり、とても親しみやすい作品ですが、僕が想像していたロッシーニとは、ちっと異なる重厚さがとても意外で、ワーグナーも絶賛したと言われる9曲目のアカペラ四重唱などは、マイスタージンガーを一瞬彷彿とさせられるほのかなロマンの香り!
最後のフーガも、モーツァルトのレクイエムを思い出させるような重々しさ!
涙がでるほど素晴らしいという作品とは思いませんでしたが、楽しく、ワクワクしながら聴くことができました。これがロッシーニの醍醐味なのでしょうね。
さて、素晴らしい作品と認識させてくれたのは、ソリスト、オケはもちろんのこと、群響合唱団の充実ぶりでしょうね。
この団体、今から、20年以上前に創設された群響の附属合唱団。アマチュアの団体としては、国内でも有数の名曲を継続的に演奏している団体でしょうね。
これまでにも、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの有名どころはもちろんのこと、ブルックナーのミサ曲3番やマーラーの復活などのロマン派の大作、最近では現代の作品も演奏しています。
僕は、数年ぶりに聴きましたが、今回のロッシーニは、音程も安定していて、何よりも200名を超える人の声の厚みを存分に味わせてくれました。オケや独唱とのバランスもよく、「名演」だったのではないでしょうか。
前プロに演奏されたレスピーギのローマの噴水も素晴らしかった!!
オケがフラットに配置されていたことから、また、弦楽器が対向配置になっていたので、響きがややくすんでいましたが、それでも、さすがレスピーギ。極彩色のオーケストレーションの面白さを堪能されてくれました。
指揮者のチッケリーニさんもイタリア人で、イタリアを満喫した夕べでした。
イタリアニオペラをあまり聴かない僕にとっては、ロッシーニは、軽快なオペラの作曲家というイメージと、ロッシーニクレッシェンドというワンパターンの各種序曲を演奏した記憶、そして、ベートーヴェンが嫉妬した相手というイメージくらいしかありませんでした。
そうそう、以前、北ドイツのオイティン(Eutin)という町のお医者さんのお宅にホームステイしたことがあります。別れ際に、そのお医者さんが所属するアマチュア合唱団が演奏したロッシーニの小ミサ曲のCDをいただき、作品の見事さに驚いたことがありました。
今回、群響+群響合唱団のライブで、スターバト・マーテルを聴いて、作品の充実ぶりにさらに驚かされました。
オペラティックな雰囲気もあり、とても親しみやすい作品ですが、僕が想像していたロッシーニとは、ちっと異なる重厚さがとても意外で、ワーグナーも絶賛したと言われる9曲目のアカペラ四重唱などは、マイスタージンガーを一瞬彷彿とさせられるほのかなロマンの香り!
最後のフーガも、モーツァルトのレクイエムを思い出させるような重々しさ!
涙がでるほど素晴らしいという作品とは思いませんでしたが、楽しく、ワクワクしながら聴くことができました。これがロッシーニの醍醐味なのでしょうね。
さて、素晴らしい作品と認識させてくれたのは、ソリスト、オケはもちろんのこと、群響合唱団の充実ぶりでしょうね。
この団体、今から、20年以上前に創設された群響の附属合唱団。アマチュアの団体としては、国内でも有数の名曲を継続的に演奏している団体でしょうね。
これまでにも、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの有名どころはもちろんのこと、ブルックナーのミサ曲3番やマーラーの復活などのロマン派の大作、最近では現代の作品も演奏しています。
僕は、数年ぶりに聴きましたが、今回のロッシーニは、音程も安定していて、何よりも200名を超える人の声の厚みを存分に味わせてくれました。オケや独唱とのバランスもよく、「名演」だったのではないでしょうか。
前プロに演奏されたレスピーギのローマの噴水も素晴らしかった!!
オケがフラットに配置されていたことから、また、弦楽器が対向配置になっていたので、響きがややくすんでいましたが、それでも、さすがレスピーギ。極彩色のオーケストレーションの面白さを堪能されてくれました。
指揮者のチッケリーニさんもイタリア人で、イタリアを満喫した夕べでした。
素晴らしいロッシーニとレスピーギの夕べでしたね。スターバト・マーテルは、その昔、ケルテス+ロンドンSOの演奏のLPを結構聴いていて、それなりに楽しんでいたはずなのですが、こうやって生で聴くと、あらためて曲の素晴らしさが身にしみてきました。
この曲は、宗教的な雰囲気を味わういうよりも、合唱や重唱、二重唱、独唱など、合唱とオーケストラの様々な形態の音楽を楽しむという味わい方の方が良いですね。おっしゃる通りです。
独唱陣の充実ぶりは目を見張りましたが、特にソプラノの人。初めて聴きましたが、その声量とテクニックには痺れました。
来月はミッチーの指揮で、プーランクやラベルですね。こちらも、とても楽しみです。
by バルビ (2012-09-17 18:15)
>独唱陣の充実ぶりは目を見張りましたが、特にソプラノの人。初めて聴きましたが、その声量とテクニックには痺れました。
確かにソプラノの人が抜きん出て目立っていましたね。皆さん、それぞれが個性があって素晴らしかったです。
>来月はミッチーの指揮で、プーランクやラベルですね。こちらも、とても楽しみです。
曲もいいし、楽しみですね。また、前回のようなハチャメチャぶりが見られるのですかね。
by Forte (2012-09-20 23:34)