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今年も第九を聴きました!凄い作品 [群馬交響楽団]

今年も知り合いが歌った第九を聴きました。今、帰ってきたところです。

演奏は、大勝秀也指揮群馬交響楽団ほかです。今年の第九は、まずはオケの能力の高さが示された演奏と思いました。まずは各楽器のバランスが整理されていて、しかも、厚みにも欠かない演奏でした。

解釈は、実にオーソドックスなもので、どこかを強調したり、テンポを変えたりすることはなく、作品の持ってい力そのものだけで魅力を伝えようとするあつ意味正統的な演奏だったと思います。

音響がほどほどによい会場で、アンサンブル能力が高く、自力のある音を持つ群響のオケの響きはとても快適でした。僕の趣味ではないですが、やはり作品の魅力が伝わってきて◎でした。

次に印象に残ったのは独唱陣です。これほど声質が揃ってアンサンブルのよい4名を聴いたことはないと言ってよいと思います。特に普段印象に残りにくいテノールパートを歌った大槻孝志さんの声質がとてもやわらかく、しかもよく伸びる声で好印象でした。

合唱はアマチュアですので、もちろん同レベルで比較することはできませんが、努力賞というところでしょう。結構、積極的に歌っていくことが印象に残りました。一部、高域の部分で声質が揃わない箇所が散見されたのが、残念でした。

まあ、いろいろ書きましたが、やはり、ベートーヴェンを心の底から愛し、尊敬する僕としては、彼の最後の「大交響曲」が聴けたことがなりよりの楽しみでしたよ。Alle Menschen werden Brueder !/すべての人は兄弟となる
という歌詞を聴くと、それだけで感動してしまうのでした。




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トゥルノフスキーさんのスラブ [群馬交響楽団]

今日はトゥルノフスキーの指揮群響の定期演奏会でした。
曲はハイドンのロンドン交響曲、ドボルザークのスラブ舞曲第1集でした。
想像以上の素晴らしさで、特にハイドンはワクワクしながら聴くことができました。これほどのハイドンは滅多に聞けないだろうと思いましたよ。
あのバクパイプのようなフィナーレなどは、終わってしまうことが悲しくなるほどでした。トゥルノフスキーさんは真の音楽家だと思いました。また、来年も変わらぬ名指揮を聴かせてほしいです。
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群響のショスタコービッチ12番 [群馬交響楽団]

昨日はJオケの集中練習で朝10時30分から4時30分まで練習。曲はいつもの曲に皇帝円舞曲と上ウエストサイドメドレーなど。今日は朝10時からお昼までAオケの市の音楽祭の練習。曲はアイネクライネ、カノン、アンダーソンなど。
午後は他県のオケとマーラー巨人の合同演奏会の打ち合わせ。2日ともオケづくしでした。

さて、オケづくしの〆は今晩9時からNHK協育で放送される、オーケストラの森。

我らが群響の今年度最初の定期からショスタコービッチ12番が放送されます。僕も聞けなかった演奏会で、新常任指揮者の沼尻さんの就任記念演奏会でもあったので、期待しています。
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グリーグのコンチェルトと三角帽子、元気のでる名演! [群馬交響楽団]

昨日は、群響定期に行ってきました。久しぶりに感動した演奏会。ソリストのアリサ=紗良・オットーさんの素晴らしいこと、そして、広上さん指揮の三角帽子の楽しかったこと!至福の時を過ごした。
勢いで、今日の新田公演も行ってしまった。
以下、30年近く群響の定期を聴き続けている、群響オタクの仲間からのメール(一部抜粋)、

(Iさん)
>本日の群響は久しぶりに感動しました。
>一言で言って目一杯ダイナミックでバランスが崩れない。
>良く歌っているし、絶妙な間。
>オケの鳴らし方も楽譜と真摯に向き合った結果のような、無駄を感じさせない物でした。
>グリーグも上記のすばらしさに加えてソリストとの一体感が素晴らしく、あの音響の悪い音楽センターで、グリーグのフィナーレのソロが隠れず、凄く力強く鳴り響いて大変感動しました。
>前回のブルックナーでは、あまりにも感動(演奏は悪くないようでしたが、妙にさめた自分に虚しくなってしまい)できなくて…

(私からの返信)
同感ですね。僕も久しぶりに感動した。実は、今日の新田もチケットをもらったので行ってきました。今日も良かったですよ。
前回のブルックナーは、演奏は悪くなかったですが、僕もさめてしまいました。指揮者の音楽が浅いのではないかと思いました。昨日の演奏は、プレーヤーが本当に気合を入れて弾いていましたし、ファリャも含めて曲が良かったね。
オットーさんは、さすがドイツ人という気がした。音楽への向き合い方が、実に真摯で、表現も大人の表現。器の大きさを感じたね。しかも、表現の繊細さは日本人の特徴のような気もしました。


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魅惑のパリプロで今年の定期終了 [群馬交響楽団]

昨晩は、群響の今シーズン最後の定期でした。前回のブルックナーと並び、大変期待していたプロ。

指揮:梅田俊明
ピアノ:清水 和音
モーツァルト/交響曲第31番ニ長調 KV297「パリ」
ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調
ストラヴィンスキー/バレエ音楽 《春の祭典》

いや~、ラベルのピアノ協奏曲も春祭も最高でした! 
両作品とも群響では何度も聴いていますが、聴くたびにどきどきワクワクしますね。

ラベルでは、清水さんのピアノの素晴らしいこと!アンコールの亡き王女を含めて、なんともいえない微妙な響きと軽やかな音の紡ぎに幻惑されました。それにつける群響の管楽器も素晴らしかった。特に、ややウィーン的な柔らかい音色が持ち味の森重さんのトランペットの素敵なこと。ちょっとジャズっぽい雰囲気の部分を含めて、「センスがいいな~!」と感心しきりでした。パリの音大出身のフルートのパヴェルさんやクラリネットの野田さんは当然のようにいいですし、なんともいい気持ちでラベルを聞くことができました。
特に第2楽章はピアノの音色のみずみずしさ、管楽器の歌の素晴らしさ、そして、時折、魔法のような和音で背景を形づくる弦楽器の美しさにうっとりしました。

さて、後半の春祭は、高関監督が指揮したときのようなリズムの切れ味は感じられませんでしたが、初演当時の混乱が目の前に浮かぶような強烈な音楽のパワーを感じました。やはり、この作品は尋常ではないと思います。よく曲を知っている僕でも、聴いていると何故か不安に陥る感じですね。それほど演奏も良かったということだと思います。

ちょっと妖艶な雰囲気のファゴットソロに始まって、最初の木管楽器の乱舞の部分ですでに作品の恐ろしい世界に没入しましたね。指揮者の梅田さん、バスクラやバスフルートの扱いも上手いですね。CDで聴いているのとは一味もふた味も異なる面白さがありました。こんな音楽をナマで聴ける僕らは本当に幸せですね!そうそう、ピッコロトランペットも良かったですよ~。切れがあって、伸びのある音でマルでした。

さて、来期から、新常任指揮者、そして新たなコンマスも決まって、新しい時代が始まりますね。大変楽しみにしています。期待しています!!



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アツモン/群響による素晴らしく豪壮なブルックナー3番 [群馬交響楽団]

昨晩は、今シーズンの群響定期で最も期待していたブルックナーの3番を含む、ウィーンプロ。
エグモントに始まり、未完成、そしてメインがブルックナーの3番というプロ、聴くまではちょっと重いかなと思いましたが、あまりにワクワク、うっとり聴くことができ、まさに王道のプロだな~と思いました。僕は、やはりこういったドイツ系プロが好きですね。

さて、今回のスターはやはりアツモンさんだと思いますね。圧倒的な音圧で骨太の響きを聴かせてくれたエグモントに始まり、幽玄なロマンチシズムを感じさせてくれたシューベルト。そして、最後の開放された壮大な響きのブルックナーまで、指揮者がどのような音楽を作りたいのかといったことが僕らにもはっきり聴き取ることができました。

それに応える群響の演奏振りにも観客はかなり圧倒されたように思います。オケが指揮者の解釈を大変な熱意で表現しようとしている姿、これに僕らも感動するのだと思います。指揮者は涼しい顔をして指揮しているのに、オケが炎の演奏を繰り広げるという構図、これは指揮者が巨匠ということを意味しているのではないでしょうか。特に、コントラバスパートの演奏振りと音はすさまじかったです。僕の家族も「コントラバスすご~い!!」と皆シビレいましたよ。

3曲とも素晴らしかったですが、ブルックナーでは始まってから終わるまでずっと胸が熱くなりました。久しぶりの純粋な感動でしたね。

3番は群響でも何度か聴いていると思いますが、今回が一番だったです。彫りの深さ、音色の豊麗さ、そして解釈の自然さ、全てが高水準でした。響きのない音楽センターでこれだけのブルックナーが演奏できる群響の水準はやはり高いと思いますね。将来、ドイツやオーストリアの教会で聴いてみたいと思いました。僕の印象としては、群響のブルックナーはバンベルク響のブルックナーに響きとして似ていると思います。

全ての楽章が素晴らしかったですが、特に第2楽章は絶品でした。もともと作品が素晴らしいですから、こんな素晴らしい音楽をナマで堪能できる僕らは幸せでした!

説明者の渡辺さんも言っていたように、第4楽章は弟子が切り刻んでしまったことから、問題があるということですが、正直、それは素人の僕らにも感じることです。僕は、この第3稿を普段CDで聴いていて、いつも、「どうしていきなり終わってしまうのだろう??」とやや物足りなさを感じていました。ただ、昨晩の演奏は、そうした作品の未完成感を払拭できるほど圧倒的なコーダの高揚がありましたね。
あまり洗練されすぎず、実存的な感触がある群響による本当に素晴らしいブルックナーだったと思います。昨晩は本当に幸せな気分でした!!

そうそう、会場で群響のコンミスの伊藤さんのCDを購入しました。ブラームスのヴァイオリンソナタ全集です。まだ、聴いていませんが、かなり楽しみです。伊藤さんが着任されたら群響のヴァイオリンの音がかなり変わったと思いました。そう感じたのは、今、N響のコンマスを勤めているマロさんが群響のコンマスになったとき以来感じたことです。伊藤さんの音色と美しい演奏ぶりは、Aオケのヴァイオリン奏者たちの憧れになっています。

また、これまで16年間にわたりコンマスを勤めた長田さんが、退団になることを知りました。「どうして…」とかなりショックです。某国立大学の教授になるとの噂も聞きましたが、僕としてはやはりショックです。今後の活躍を期待したいと思います。

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驚くべき、ハイドンのチェロ協奏曲 [群馬交響楽団]

もう1週間前になってしまいましたが、群響の定期演奏会に行ってきました。
指揮は広上淳一さん、チェロのソリストとしてガブリエル・リプキンさん。曲は、以下のとおりでした。

ハチャトゥリャン/ バレエ音楽《ガヤネー》より 剣の舞、子守唄、レズギンカ
ハイドン/ チェロ協奏曲 ハ長調 Hob. VIIb-1
ブルッフ/ コル・ニドライ 作品47
プロコフィエフ/ 交響曲 第7番 嬰ハ短調 作品131 「青春」

今回は、小沢征爾が群響を振った20数年前の演奏以来に聴くプロコフィエフに少し興味を引かれつつも、大きな期待を感じずに演奏会に向かいましたが、聴いてみて、チェロの演奏に大満足の演奏会でした。

何が凄いって言ったら、それはハイドンの凄さですよ。もちろん、そう感じられたのは、ソロを担ったリプキンさんの腕によるのは間違いないのですが、むしろ、僕は、こんな凄い曲を書いたハイドンに感銘を受けましたね。やっぱりハイドンっていいですね。

前回の定期もソリストがチェロでドボルザークのチェロ協奏曲でした。ドボルザークの作品がチェロ協奏曲の王者という評価がありますが、ハイドンのこの作品も勝るとも劣らない名作と思いましたよ。メロディの魅力、構成の緊密さ、そして何よりも楽しい!ハイドンの作品は、素晴らしい演奏によると、本当に瑞々しい楽しさを発揮しますね。例えば、バーンスタインがウィーンフィルを振った協奏交響曲など本当に素晴らしい!

リプキンさんは、表現過多ともいえるような解釈でしたが、僕は完璧な技術と異常とも言うべき表現力に本当に圧倒されてしましました。こんな凄いチェロを聴いたことはないと断言できますよ。タイプとしては、マイスキーのようですかね。マイスキーのライブを聴いたことがないのですが、彼よりも技術も表現力も上のような気がします。

さて、前後に演奏された、ガイーヌやプロコフィエフも緊密なアンサンブルと各楽器とも魅力があって十分に楽しめましたよ。特にトランペットパートの伸びのある音色に感心しながら聴いていました。プロコフィエフはかつての小沢征爾が指揮したときとは、オケのレベルが段違いに高いと思いますが、昔の演奏も良かったな、なんて思い出しながら聴いていましたよ。まさに青春でしたね!



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チェコの名匠トゥルノフスキーとフランスの名チェリストによるドボコン名演! [群馬交響楽団]

昨日は、東毛定期ということで、高崎で行われている定期演奏会と同じ内容で、桐生で群響の演奏会が行われ、こちらを聴きにでかけました。
曲は、
・ドボルザーク/チェロ協奏曲ロ短調
・ブラームス/交響曲第4番ホ短調 という、名曲プロです。

指揮は群響首席客演指揮者)でもあるマルティン・トゥルノフスキー、チェロはあのフルニエの弟子でタイフーンの構成員でもあるフランシス・グトン。

この二人によるドボルザークのチェロ協奏曲、やはり素晴らしかったです。なんと言っても、チェロが本当に素晴らしかった。フルニエの弟子ということで、どんな感じかなと思いましたが、フルニエ/セルのあの名演を彷彿とさせる演奏でした。端正ではあるのですが、表情豊かで迫力にもかけない、本当に素晴らしいチェロでした!
T氏が振る群響もよかったですね~。力ずくで威圧的な音を出すことを極力さけ、音色とバランスに最大限配慮した演奏としては、先日のバイエルン放送響と同じ方向でしたね。弦楽器のバランスのよさは、最近の群響の演奏では出色だったように思います。いつも爆演が多いコントラバス隊もかなり押さえられていました。これはT氏の解釈でしょうね。

重要なソロが多い木管楽器については、特にクラリネットとフルートが良かったです。響くホールに美しい音色が響きわたっていました。フルートは、チェコ物なのに珍しくパヴェルさんではなく、中條さんでしたが、中條さんの柔らかい音色が演奏全体の印象を素晴らしくふくよかなものにしていたように思いました。マルです!!木管楽器の中では、オーボエの音程と音色が固いのが残念でした。

さて、後半のブラームスですが、こちらも想像どおりの名演でしたよ。T氏が振ると、群響が一ランクも二ランクも良いオケに聞こえます。このブラームスもそうでした。各楽器に突出した演奏を行わせず、全体のバランスをとっていくのは、チェロ協奏曲と同じ。ティンパニを押さえさせていたのが、効果的であったかどうかはさておき、印象的でした。ちょっと枯れた印象がありましたね。

第4楽章のフルートソロは、前半と同じ中條さん、これはもう絶品というべきでしょう。本当にレベルが高いですよね、群響のフルートパート。

T氏、来年は何を聴かせてくれるのでしょうか!楽しみです。




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群響、次期首席指揮者の登場 [群馬交響楽団]

土曜日は、群響定期に同じく定期会員の息子と一緒にでかけました。今回は、娘とかみさんはお休みでした。というのも曲目がちょっと通好みだったからです。

1曲目がR.シュトラウスの交響詩マクベス(初聴き)、2曲目が三善晃のピアノ協奏曲、そしてメインがベートーヴェンのエロイカ交響曲。解説の渡辺さんは、「英雄プロ」といっていましたが、どうでしょうね? 僕には分かりませんでしたが、この選曲、次期首席指揮者である、沼尻さんから、群響やお客さんに対して、「自分は、今後、群響定期をこのようなコンセプトで行っていく!」という宣言のように感じました。

一つは、これまであまり採り上げてこなかった、R.シュトラウスを採り上げるという宣言。シュトラウスは、ミュンヘンにも留学されていたらしい沼尻さんのお得意な作曲家なのでしょうね。演奏も実に良かった。

次に邦人作品、あるいは現代音楽を採り上げていくという宣言。前任の高関さんも近現代の作品を採り上げましたが、きっと沼尻さんも同様の路線かと思いますね。良い作品をわれわれリスナーにたくさん教えてほしいと思います。今回の三善作品は、悪くなかったです。

最後のベートーヴェンは、名曲で自分の芸風を披露されたのだと思いました。高関さんがベートーヴェンを演奏しても、新しく出版された譜面を使って、ピリオド奏法とも異なり、従来のロマンティックな演奏とも異なる、実に鮮烈でまさに高関風としか言えないような譜面の読み方を披露してくれましたが、沼尻さんは、そうした新しい譜面の読み方といった観点とは全く異なるアプローチ、僕には、沼尻さんのベートーヴェン、実に滑らかで流麗に聴こえました。誤解を恐れずに言えば、シュトラウス風のベートーヴェンに聴こえました。どこか、若杉さんを彷彿とさせられました。

縦に切り込む楔が利いているというほどでもないことから、ベートーヴェンのエロイカが持っている劇的な様相があまり全面に出されず、むしろ、横のフレーズが重視されているような気がしました。

こうしたベートーヴェン、正直、あまり好きではないのですが、指揮者がやりたいことは良くわかりましたし、曲によっては効果的なのかなと思いました。また、オケの音色が別のオケのように聴こえたのも、とても印象的でした。ちょっと、東京フィルのような感じといったらよいのか。何か、群響を聴いているのではないような…。とても耳のよい方のようなので、これからが楽しみです。そうした意味では、今後、もう少し、この指揮者の演奏、よく聞いていきたいと思いました。





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ナマのペトルーシュカ、凄すぎる! [群馬交響楽団]

土曜日は、群響定期でした。曲は、グリンカのルスラン、チャイコのヴァイオリン協奏曲、そして、ストラビンスキーのペトルーシュカでした。

このコンサートは、僕にとっては、ストラビンスキーのすさまじさをまさに体感するコンサートとして記憶に残りそうです。

曲が始まって、キラキラ輝く音が噴水のように飛び散るのに驚かされました。まさに、フランス音楽って感じでしたね、ロシア音楽というより!しかも、春の祭典を髣髴とさせる暴力的なパワフルさにも事欠かない。こうした面白さはやはりストラビンスキーならではでしょうね。

そうした面白さはまさに作品のすごさです。演奏については、そうした作品の面白さを教えてくれたという点では僕には満点でしたよ。作品に精通している人はどのように評価するのかは不明ですが…。

さて、チャイコですが、ソロを務めた山田さんという若手の女性ヴァイオリニストが面白かったです。ロンティボーコンクールで優勝ということですが、このじめじめして楽器が鳴らない中、がんばったと思いました。ちょっとさらりとした独特の歌い回しで、この難曲を弾ききりましたね。

そういえば、数年前、Aオケのヴァイオリンの人から届いた年賀状に親戚がロン・ティボーで優勝したと書いてあったな~と思っていましたが、会場で会いましたよ、その彼に!やはり、彼の親戚だったのですよ、ソロの山田さん!近くに凄い人がいるものです。

Aオケの凄い人ついでの話題ですが、これも数年前の話ですが、Aオケの某金管楽器奏者が朝日新聞に顔写真付きで掲載されてびっくりしたことがあります。なんと若手のノーベル賞候補という記事だったのです!! 今、彼は、ハーヴァード大学医学部に留学しています。2年間の留学期間を終えて、今年Aオケに帰ってくるとのことで楽しみです。



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