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本屋でバレンボイム/バイロイトの神々の黄昏を買う! [ワーグナー]

今日、CDショップに行ってきました。目的は、神々の黄昏のDVDを入手することです。

神々の黄昏の映像は、ヴィデオでブーレーズ/バイロイトのものと、サヴァリッシュ/ミュンヘンのものを持っていますが、実はリングのDVDはほとんど持っていません(というか、DVD自体がほとんど持っていない)ので、ウィーンの勉強用にDVDを買いに出かけたわけです。

第一希望は、バレンボイム/バイロイトのもの。ベルリン国立歌劇場でも観劇したクプッファーの演出です(内容は異なりますが)。

ありました! 早速6千9百円で購入して、その後、紀伊国屋書店に出かけて、唖然としてしまいました。本屋に、「魅惑のオペラ(特別版)」というシリーズで同じバレンボイムのDVDが解説本とセットで4千7百円で売っているではないですか!!!

すぐにCDショップに戻って払い戻しをお願いして、また本屋に戻って買いなおしましたよ、もちろん。納得いかないですよね。同じDVDが2千円以上安くて、しかも解説書が付いているなんて! 

早速、今、ブログを書きながら序幕、第一幕を見ていますが、見事ですね。まず、賞賛したいのは、オケのすごさです。
バレンボイムの解釈は、基本的にナマで見てきたベルリン国立歌劇場での公演でも聴いた、あの重量級のものですが、オケがバイロイト祝祭管であるだけに、そのすさまじさは倍増しているように思います。とりわけ中低音系の金管楽器の扱いが見事と思いました。威圧的、破壊的とも言うべきでしょうか。第一幕、ジークフリートとグンターが花嫁を獲得に出かけた後のハーゲンのモノローグのシーンの印象的なこと。

また、クプッファーの演出もまずはきれいですね~。ベルリンの最新のトリスタン演出では、あまりの無策さに唖然としましたが、このリングの演出はいいですね。人の動かし方が正攻法ですし、舞台の色がきれいで僕は好きでした。ベルリンの新しい演出でもジークフリートにおける「緑」を基調とした舞台の美しさが印象的でした。
魅惑のオペラ ニーベルングの指環 4 (小学館DVD BOOK)

魅惑のオペラ ニーベルングの指環 4 (小学館DVD BOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/11/15
  • メディア: 単行本



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ウィーン国立歌劇場の神々の黄昏、チケットゲット!! [ワーグナー]

今日、ウィーンから連絡があり、神々の黄昏のチケットが取れました。
パルケット左側の10列目です!グレードとしては2番目の席ですが、かなり良好な場所で嬉しくなってしまいましたよ。
ちなみに指揮、歌手は以下のとおりです。オケは、もちろんウィーンフィルの母体、ウィーン国立歌劇場管弦楽団です。

Götterdämmerung
Dirigent Franz Welser-Möst
Siegfried Stephen Gould  
Hagen, Alberichs Sohn, Gunthers Halbbruder Eric Halfvarson
Brünnhilde Eva Johansson

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ウィーン国立歌劇場の神々の黄昏&くるみ割り人形、申し込みました! [ワーグナー]

ウィーン行きが本格化してきました。航空チケットもホテルも押さえました。両方とも値段重視の格安です!

ということで、先ほど、ウィーン国立歌劇場のスタンバイチケットの申し込みを行いました。
28日の神々の黄昏と29日のくるみ割り人形です。黄昏は2枚、くるみは全員5枚の申し込みです。
チケットが取れればいいのですが、ダメなら「Suche Karte!」やりますよ。効果があるのは、ベルリン国立歌劇場で行われたカルメンのプレミエの際に実証済みですから、何とか入れるでしょう!

10月の定期演奏会が終わったら、ドイツ語の勉強と黄昏の勉強を始めなくては!

ドイツ語に関しては、ハンブルクではあれだけよく理解できたドイツ語が、ベルリンに行った途端に??となってしまったことからも、ウィーンはもっと大変だなと思っています。僕のオケの指揮者の先生もウィーン音大の出身ですが、最初は、勉強していったドイツ語と異なるので苦労したそうです。

楽しみだな~!



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年末はウィーンへ!?神々の黄昏を見られるか! [ワーグナー]

今年の年末、ドイツのハンブルクに行く予定を立てていましたが、家族会議の結果、ウィーンに変更になりそうです。
理由は、いろいろありますが、やはり家族5名で動くには、観光地がコンパクトになっていて、経済的にも安く行くことができるウィーンが急遽浮上してきたのです。

早速、ウィーン国立歌劇場のサイトを見ましたが、12月28日に神々の黄昏があるじゃないですか…! この情報を見てほぼ、僕の頭の中では決定しましたよ。今回いければ、3度目のウィーン訪問になります。まずは、速報まで!
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2009バイロイトを申し込みました!7回目 [ワーグナー]

昨日、7回目のバイロイト音楽祭のチケット申し込みを行いました。いよいよ、当選圏内に入ってきたという気がしています。
そんなこともあって、今年はリング1本に絞りました。3席です。もし当たったら、ドイツ行きの算段をしなければなりません…。

どうせドイツに行くのなら、ハンブルクやべりリンにも行きたいし…。なによりも夏休み期間中とは言え、仕事を10日は休まなければなりませんからね、これが一番の悩みの種です。気合で乗り越えられればいいのですが。ちょっと心配です。




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オイティン音楽祭のタンホイザー! [ワーグナー]

最近、思い出すように書いていますが、2年前に北ドイツに1か月間派遣され、ホームステイしながら研修を行ってきました。
その際、ウェーバーの生まれた街、オイティンで開催されている音楽祭事務局を訪問してきました。
DSC00587.JPG

このオイティン音楽祭、日本ではあまり知られていないのですがドイツでも珍しい野外劇場でのオペラ公演を毎年行っています。
僕が行った時期は、仕込みの時期で上演は見られなかったのですが、野外劇場はもちろんのこと、劇場のとなりにある音楽祭の建物(昔は貴族の馬屋だったそうです)を隅々まで案内してもらえました。
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(上の写真はリハーサル室。昔の馬屋ということが良くわかると思います。)
DSC00568.JPG
(こちらはかつらを製作する部屋です)

この建物の中には、広いリハーサル室や衣装室、そして指揮者やソリストの専用ルームなどすべて揃っています。

もちろん常設のオケなどは持っていないのですが、近くのハンブルク州立劇場管弦楽団が毎年のようにピットに入っているようで、僕が購入した「魔弾の射手」(2005年の上演記録)のDVDでも素晴らしいオケの音色を聞かせてくれています。
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(狭いようで意外に客席があります)

野外劇場と聞いて、正直、あまり良い印象はなかったのですが、実際に会場に入ってみて、驚きました。ギリシャの劇場もそうだそうですが、素晴らしい音響にまず驚きました。声が会場に響き渡るのです。案内してくれた職人さんも上演中は合唱団として参加しているそうで、一声歌ってくれましたが、誰もいない会場に声が響きわたりました。空が見える会場で不思議ですね。
DSC00588.JPG
(オケピットです)
さて、このオイティン音楽祭のHP http://www.eutiner-festspiele.de/index.php?pageId=spielplan07 を見たら、今年はタンホイザーを上演するのだそうです。小さな劇場ですから、ワーグナーではタンホイザーがやっとだろうと思いますが、きっと素晴らしい上演になるに違いないと思います。ドイツに行きたい気持ちがさらに昂ぶってしまいました。バイロイトのような超一流の音楽祭にももちろん、訪れたいのですが、こうした小さな上演を堪能してから、バイロイトに乗り込むなんて素敵じゃないですか!音楽祭の期間も今年は7月9日から8月17日ということで、ちょうどバイロイトの時期と重なります!

来年か、再来年バイロイトを訪問したいなって思っているのですが、特に友人が多いオイティンのこの音楽祭を訪れてからバイロイトっていうルートは僕にとってはかなり現実的なものになるかもしれません。楽しみです!

ちなみにタンホイザーは、Stefan Vinke、エリーザベスはStephanie Friedeだそうです。Vinkeはケルンのジークフリート、Friedeはベルリンドイチェオーパーのジークリンデを歌っていたのだそうです、しかもティーレマンの指揮で。
DSC00567.JPGウエーバーの生家、今は喫茶店になっています!

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ドイツからの便り!ハンブルク、そしてバイロイトから [ワーグナー]

今晩、家に帰ったら、バイロイトからの白い封筒が届いていました。
結果は、今年もだめでした。残念なような、ホットしたような複雑な気分です。

これで万難を排して来年度に賭けたいと思いますよ。

正直、今年当たってしまったらどうしようと心配していました。今年は仕事の関係でどうも夏休みを連続してとるのがちょっと難しいような気がしていたからです。

不思議なもので、昨日今日とドイツから3通の手紙を受け取りました。1通は、ハンブルクの近くに住んでいるホームステイ先から新年の挨拶が届きました。「今年は家族でドイツに遊びに来てくれ!」なんて書いてあって、実は、ちょっと心が揺れているのですよ。写真は、彼の家のお庭にある温室です。ここでお昼ご飯を食べたりするのですよ~!正直、彼は相当にリッチです。
DSC00087.JPG

もう1通は、同じハンブルクで知り合ったワグネリアンの大学医学部教授(!)からです。彼は、毎年バイロイト音楽祭に通っているのですが(うらやましい!)、昨年はパルジファルを見たって書いてありましたよ。(パルジファルの上演ってあったのでしたっけ??)

彼が言うには、バイロイトに行かなくてもドイツでは優れたワーグナーが聴けるのだとのこと!行きたいな~。

写真は、彼のお宅に招かれた際にいただいた料理です。お肉にジャガイモに酢キャベツ、どう見てもドイツ料理意外の何者でもないですよ(笑)。でも、最高においしかったのです。DSC00247.JPG


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愛の物語〜二期会のワルキューレ [ワーグナー]

今、二期会のワルキューレを聴いてきたところです。ダイヤが乱れた特急電車から書いています。
まずは大いに感動したことを速報しておきますね。第3幕では涙が止まらなくなってしまったほどです。この作品が愛の作品であるということが徹底的に表現されていました。

期待の飯守先生は素晴らしすぎでした。滑らかで綺麗なワーグナーとは対象的なゴツゴツした感触はやはり先生ならではです。ここぞというところでの大きく彫りの深い表現はさすがでした。

演出も予想をはるかに上回って、本当に最高でした。

人間からは認知されない存在として、神々を同時に扱う手法はホメロス以来の伝統的な方法かもしれませんが、最近の「理」が先行する舞台に馴れている僕らにとってはむしろ新鮮に感じました。

素敵なシーンがいくつかありましたが、特に印象に残ったのは、眠りにつけられる直前のブリュンヒルデが、選ばれた英雄の一人として、しかし、生気を失った奴隷のように淋しくワルハルに登っていくジークムントに永遠の別れの視線を浴びせるシーンです。この場面は通常、ヴォータンが愛娘との永遠の別れに涙するシーンなのですが、今回の演出ではジークムントへの「同情」を越える「愛情」を持つブリュンヒルデと彼の「別れ」も含む、重層的な意味合いが出ていて感動をさらに盛り上げたように感じました。

また、ブリュンヒルデを眠らせたウ゛ォータンが子供時代のブリュンヒルデとさよならをするパントマイムのような演出もまさに娘を持つ自分としては目頭が熱くなってしまいましたヨ。

しかも、そうしたシーンでの飯守先生の指揮の素晴らしいこと!

つまりは、本当に作品の素晴らしさを信じきった人達の仕事だと感じました。

素敵でした。歌手の皆さん、全員最高でした。

オケについては、もちろん、それはバイロイトやベルリンとは比べられませんが、骨太で彫りの深い飯守先生の指揮によくついていったと思いますよ。同じ東フィルの演奏としても、美しさでは新国立でのメルクルの下での演奏が上回ったと思いますが、ワーグナーらしい重厚感や彫りの深さではこちらが上でした。


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ティーレマンのワルキューレ第2幕、あまりに深く美しいドイツ語の響き! [ワーグナー]

今週末、土曜日に二期会が上演するワルキューレを観劇に出かけます。先週には「妖精」日本初演に出かけましたので、2週連続でワーグナーを観ることになります。最近は、年間1作と決めていましたので、僕にとっては珍しいことです。

そうしたこともあって、今日は、(車の中ではありますが)ティーレマンが昨年バイロイトで振ったワルキューレの第2幕の第1場を聴きました。

いや~、深いです。これは、やはり非凡な演奏でしょう。運転しながらですが、解釈の深さに聴き入ってしまいました。とりわけヴォータン役のシュトルックマンのドイツ語が本当に素晴らしく響きます。これまでナマで聴いたシュトルックマンのドイツ語は本当に素晴らしかったのですが、ここではそれ以上に美しく、そして深くテキストが響いています。明らかにティーレマンの解釈が寄与していると思いますね。メロディラインがくっきりと浮かび上がるのみならず、ドイツ語の音としての響きが、大きな弧のように描かれるフレージングによって深く響くのは感動的でさえあります。ティーレマンの解釈は、本当に叙事詩的ですね。雄大にして荘厳。僕にとっては究極のワーグナー演奏のように感じます。

さて、今晩はAオケの練習日でした。練習曲目は、白鳥の湖です。今日は、仲間とともにとても気分よく弾けました。あと2週間になりましたが、バスパートは本番ではガリガリ弾きますよ~!


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ワーグナーの妖精を見る!全舞台作品制覇 [ワーグナー]

日曜日にワーグナーの完成された第1作目の歌劇「妖精」(日本初演)を観てきました。
詳細は、HPに書きたいと思いますが、よかったですよ~!素晴らしかったです。

僕にとっては、これでワーグナーの舞台作品をすべてライブで観たことになります。全作品制覇ですよ!ワグネリアンで全作品を観たことがある人はどれだけいるのですかね。恋愛禁制や妖精はヨーロッパなどでも上演しませんからね。

さて、妖精ですが、僕にとっては、10年ほど前にサントリーホールで若杉弘/東京都交響楽団による演奏会形式による抜粋上演を聴いて以来です。あまりに素晴らしい音楽に舞台上演を心待ちにしていましたが、東京オペラプロデュースによってその希望がかなえられました。

上演のレベルはそれは高いものでした。音楽的にもアンサンブルは完璧といってよいと思いましたね。4型という小編成によるオケでしたが、闊達でした。後年の響きはもちろんないのですが、オランダ人やタンホイザーを彷彿とする和声やメロディに感動しました。

歌については、主役のアーダが最高でした。声量と表現力、すべてが圧倒的でした。また、演出については、それは素晴らしいものでした。こうした小さな劇団がじっくり作り上げた舞台の素晴らしさはなんともいえないですね。

作品については、ワーグナー版「魔笛」ですね。あまりに荒唐無稽なストーリーは笑ってしまいますが、そこにはタンホイザーやローエングリン、もっと言ってしまえば、トリスタンのストーリーの萌芽を読み取ることができます。

音楽の素晴らしさは圧倒的ですよ。覚えやすいメロディがあまりないという点を除けば、ちょっとしたイタオペなどよりもよく書けていますよ!天才です!!大満足でした!


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